ひばん婆お富レシピ『だいこざい』

 

冬といえば「だいこ」が美味しい季節です!大根のことをここら辺では「だいこ」と言います。

冬には畑からみずみずしい大根を掘ってきてそのまま、なますにして食べます。

なますのことを方言で「ざい」と呼ぶので「だいこざい」。

 

ひばん婆お富レシピの「だいこざい」は、いりこと柿を入れるのがポイントです。

 

比婆地方の家庭では、出汁はいりこでとるのが定番だったと小林富子さんに教わりました。お味噌汁や煮物に出汁を取った後のいりこをわざとそのまま残して、料理と一緒に食べていたそうです。カルシウム豊富ないりこは食べると元気になると言って、お母さんがこどもたちにいりこも一緒に食べなさい!とよく言っていたそうです。


以前はどこの家庭でも、柿の実がなるとごっそり採ってきて、皮をむいた渋柿を軒先など風通しの良いところに吊るして、干し柿を作っていました。

そして冬の間、おやつや夜食として干し柿を食べました。「だいこざい」にも生の柿の代わりに干し柿を入れていたそうです。


昔、だいこざいは、お餅を食べるとき必ず一緒に出てくる料理でした。それは、「餅は”のどぶてー”」といって、のどを通りにくいので、それをさっぱりした「だいこざい」と一緒に食べることで

食べやすくするためだそうです。わが家でも年末のお餅つきの後食べるぜんざいと一緒に、必ずこの「だいこざい」を食べていました。確かに「だいこざい」があるとお餅がいっぱい食べられます。

【だいこざい(大根ざい)】


材料:10人分

・大根 1本

・にんじん 1本

・かたい柿 2個

・ゆず 1個

・花かつお 20g

・小さめのいりこ 10尾

・ポン酢 適量



作り方:

1.大根とにんじんは さいつき(せん切り用スライサー)で切る

2.柿も皮をむいて同じ形に切る

3.ゆずの皮はせん切り、中身は絞って、さいの味付けに使う

4.切った大根、にんじん、柿、ゆずの皮を混ぜ合わせる

5.さらに花かつおとちぎったいりこも入れ、ポン酢とゆずの汁(量はお好みで)で和える


                                                                                                   by RIE KIKKAWA