
旧暦の端午の節句、2015年6月20日(土)に竹屋饅頭本舗離れで、女将谷和江さんの『端午の節句会』が開催されました。谷和江さん手作りの小豆を使ったおやつも登場し、みんなで堪能!
旧暦で節句を祝う風習が今でも残る東城のまち(広島県庄原市東城町)。
この日は、蓬(よもぎ)と菖蒲(しょうぶ)を飾る「菖蒲葺(しょうぶふ)」が、あちこちの軒先で見られました。
端午の節句には、厄除け・魔除けのため、蓬や菖蒲を軒先に飾るそうです。
また、菖蒲酒を飲んだり、菖蒲湯に入ったりして邪気や疫病を祓います。

旧暦5月初めは、梅雨の時期。
端午の節句には、ジメジメした梅雨時期の毒気を祓っていたそうです。
新暦の5月5日ごろは好天気が続いて爽やかな天気が続くころ。
厄除けのイメージには合いません。
やはり、節句は旧暦に添った行事だなと、ここでも実感しました!

昔は、端午の節句は女性の節句だった?!
機械で田植えをするようになってからは、比婆地方でもゴールデンウィークごろから田植えを始めますが、昔は今頃、旧暦の5月5日ごろから田植えを始めていました。
昔はこのころが田植えのはじまりの季節だったのです。
早乙女(さおとめ、苗を植える女性)たちは、旧暦5月5日の端午の節句を前にして、身を清めるために家に籠るという風習があったと教わりました。
神聖な田んぼに入る前に、女性たちが身を清めていたんですね。
家に籠る=女性たちが家に集まると・・・、そう、まるで女子会!
小豆のおやつを囲みながら、話に花が咲いて楽しい時間を過ごしていたんでしょうね。
なので、昔は端午の節句は「女の節句」という意味合いが強かったそうです。
端午の節句が「男の節句」に変わったのは、江戸時代に入ってから。菖蒲が「尚武(しょうぶ)」にも通じることから、武者人形をかざったり鯉のぼりを吹き流したりするようになったようです。

旧暦暮らしはエコ暮らし。
谷和江さんがいつも言われる『旧暦暮らしはエコ暮らし』という言葉。自然と共に生きる知恵を昔の人から学ぶことができます。
それは、五感で季節を感じることにも繋がっていくと教わりました。
毎年6月になると、竹屋饅頭本舗離れの建具を夏仕様の「よしず戸」(夏障子)に変えるそうです。
よしず戸にすると、暑い日でも庭からの涼しい風がスーッと部屋を通り抜けていきます。さらに風鈴の音や庭の緑から、耳や目でも涼しさを感じることができます

そして、出していただいた谷和江さん手作りのわらび粉やくず粉を使ったおやつもぷるんとした食感がとても涼しげで、味覚からも「涼」を感じます。
昔からの暮らしの知恵を今の暮らしに取り入れる「エコ暮らし」、先人から学ぶことはまだまだたくさんありそうです。
谷和江さん手作りの小豆を使った涼を感じるおやつと粽(ちまき)は、引き続き、次回紹介します!
お楽しみに。
江戸創業「竹屋饅頭」女将のブログ 谷和江のほのぼの旧暦ぐらしはLINKページから。
by RIE KIKKAWA
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