比婆郷土料理『こごみの白あえ』

 

穀雨(こくう)のころの長雨と先日からの陽気で、山々がいっせいに芽吹き始めました。

そして・・・本格的な山菜の季節の到来です。


近所の人に旬の山菜「こごみ」をたくさんいただいたので、比婆郷土料理のレシピで白あえを作りました。


こごみ

イワデンダ科。シダ植物の多年草で日本全国に分布。

アクや臭みがなく手間がかからないおいしい山菜で、先端が巻いてくる若芽のころが採取時期。

一説によると、新芽がくるくるっと巻いて、前かがみにこごんでいるように見えることから「こごみ」と呼ばれるようになったとか。


参考文献:『四季の山菜 採り方と食べ方』(畔上能力監修、成美堂出版、1999年発行)


【コゴミの白あえ】

材料:

・コゴミ 300g 

・豆腐  1/2丁 

・砂糖  大さじ2

・しょうゆ 大さじ2

・煎りごま(白)大さじ1

 


作り方:

1.コゴミは洗って、塩(分量外)を適量加えた熱湯で茹でる

2.茹でたコゴミは、3~4センチの長さに切り、ふきんなどで水気をとる

3.すり鉢で煎りごまをする。さらに豆腐(水気をきったもの)を加え、すりつぶす。

4.3に砂糖、しょうゆを加え混ぜ合わせる

5.4にこごみを加え、ざっくりと和える

6. 最後に、さっとゆでたフジの花を飾る


※しょうゆ大さじ2の代わりに、しょうゆ大さじ1と塩少々でもOK!

※フジの花も食べられます



by RIE KIKKAWA